| はじめに
子育てをされているとき、ひやりとされることもあるかと思います。
野方消防署でも、お子さんの事故ということで年間多くの出動依頼を受けますが、中でも誤飲事故が大変多く発生しています。
そこで、誤飲事故時の対処方法についてご案内いたします。適切な対応についての知識を高め、心がけとしていただければ幸いです。
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■誤飲事故を防ぐには■
乳幼児が口を大きく開けると、約3センチあり、おもちゃなどを飲み込める大きさになります。また、タバコは一般的に2センチ以上食べると生命に危険があると考えられています。
小さな物やタバコは、乳幼児の手の届かない範囲に置くことが大切です。
| 〜フィルムケース〜
乳幼児は、予想以上に大きな物を口に入れることが出来ます。そこで、目安をご案内しましょう。
乳幼児が口を大きく開いた大きさは、フィルムケースの直径とほぼ同じです。個人差や成長の具合にもよりますが、一般的にはフィルムケースよりも小さい物は口に入る危険性がある、とお考えください。
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■救急車の要請■
お子さんが誤飲事故に遭われ、救急車を要請される際には、次の手順でお願いします。
| (1) |
落ち着いて119番し、「救急です」と言う |
| (2) |
住所、氏名、電話番号を伝える |
| (3) |
お子さんの状態を必ず伝える |
| (4) |
救急車が到着するまでにすることがあるかたずねる |
一刻も早く到着するためには、正確な通報が不可欠です。ご協力をお願いいたします。
| 〜到着時間〜
平成14年のデータでは、救急車の活動時間は次の通りです。
・救急隊に出動要請が出されて6分00秒(2.1km)で現場に到着 ・14分30秒で応急処置、病院への連絡を行い、搬送開始
・8分48秒(4.0km)で病院到着
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■異物除去法■
予防していても事故が発生し、救急車の要請をされた後に行える処置として、実際に異物を除去する方法をご案内しましょう。まずは、口を開かせます。
| 1:口を開ける |
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| ●指交差法(ゆびこうさほう)
感染を防ぐため、ビニール手袋又はビニール等を巻いて、指を交差させ、親指を上の歯に、人差し指を下の歯に当てて口を開かせる。
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口が開いたら、異物を除去します。
| 2:異物除去要領 |

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| ●指拭法(ししょくほう)
(1)傷病者の顔を横に向ける
(2)人差し指にガーゼなどを巻く
(3)開いた口に、ガーゼなどを巻いた指を口の端から入れる
(4)口の中をよく観察しながら、うわあごに沿って「の」の字を描くようにして分泌物や異物をふき取る
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| ●背部叩打法(はいぶこうだほう)
(1)傷病者が仰向けの場合は、やる人は片膝を折り、傷病者を自分の方へ横向きにする
(2)片方の手で傷病者の顔を支えて、頭を少し後ろへ反らせる
(3)もう片方の手の、手のひらの付け根当たりで、両側の肩胛骨(けんこうこつ)の間を力強く4〜5回、素早く連続して叩く
(5)連続して叩いたら、口の中を確認して、異物があれば指拭方などで取り除く
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↓
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※乳児(一歳未満)に対する場合は、下図の1と2を繰り返す方法もあります。

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なお、異物除去は次の二点のうち、いずれかが確認できる場合に行うことが出来ます。
| 1: |
口の周りに嘔吐物があり、かなりの確率で口や喉に異物があると想像できる場合 |
| 2: |
食事中など、最初から異物があることや窒息が想像できる場合 |
| 〜横にさせる向き〜
異物除去を行った後、救急車の到着まで横にさせる場合は、左側を下にしてください。胃の形と逆向きとなるため、消化を遅らせることが出来ます。
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野方消防署では、事故に遭われた際に適切な処置等を行えるよう、区民の皆様にお知らせをすると共に、救急救命講習会なども随時開催しております。 
是非受講され、緊急時の備えとしていただくよう、お願い申し上げます。
詳しくは野方消防署(電話03-3330-0119)までご連絡下さい。
おことわり
ご紹介した内容は、一般的な傾向に基づきまとめたものです。事件の状況等によって対処方法が様々に異なる場合がございますことを、あらかじめご了承下さい。また、対処に当たりましては可能な限り専門家のアドバイスを受けるようお願いいたします。
また、異物除去の解説イラストは、東京消防庁発行のパンフレット「命の尊さ講座」よりご許可をいただき、転載させていただきました。
なお、このページは2003年8月現在の情報をもとに作成してあります。 |
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