はじめに
皆さんは日本茶を寒い季節の飲み物と思ってはいませんか?
いえ、決してそうではありません。確かにお湯で煎じて飲む方法が一般的に思われていますが、夏には夏の楽しみ方もあるのです。また、お茶の成分には、夏を乗り切る秘密がたくさん含まれています。
そこで皆様に夏のお茶の楽しみ方をご案内いたします。新しい日本茶の魅力に触れてください。
|
■効用〜成分と殺菌作用■
夏でも温かいお茶は胃腸への負担も少なく身体にも良いのですが、冷たい物が欲しい季節、どうしても敬遠しがちになってしまうでしょう。でも、この時期こそビタミンやミネラルなど様々な成分が含まれるお茶は,夏バテ予防の最有力選手。
殺菌作用も高く、食中毒の予防にも効果があります。生ものを扱うお寿司屋さんでも、ガリやわさびと共に、お茶も一役買っているのです。
■夏にピッタリの入れ方■
お茶は無糖飲料なので、のどが渇いた時には最適でしょう。
(1)冷水でじっくりと抽出
最近では水出し用の煎茶パックなども有り、麦茶同様気軽に楽しめます。水出しにすると熱に弱いビタミンCも、そのまま抽出できます。夏カゼ予防にもピッタリですね。
(2)ぬるま湯で抽出
一手間かければ、さらに美味しくいただけます。約60℃のお湯で抽出してみてください。
お茶の三大成分に、テアニン・カフェイン・カテキン(タンニン)があります。これらの成分は、基本的に水温が高いほど多く溶け出しますが、水温が低い場合は苦みや渋みの成分であるカフェインとカテキンよりも旨み成分のテアニンが多く溶け出します。そのため、水出し茶は、苦みや渋みが少なく旨みの多いお茶となるのです。
三大成分は、70℃を境に溶け出し方が変わってきます。70℃まではテアニンが多く溶けだし、それよりも温度が高くなるとカフェインやカテキンの比率が高くなるのです。是非、60℃あたりのぬるめのものをお使い下さい。
(3)お手軽に楽しむ
粉末茶なら、お手軽。水に溶かせば好きな時に必要なだけすぐ作れます。夏のお出かけには水入りボトルと粉末茶でいつでも新鮮、出来たて緑茶をお楽しみ下さい。
■飲む以外の楽しみ方■
飲む以外にも、粉末にすればさらに楽しみ方も広がります。一般的にはミルサーを使用しますが、粉末になっている物も市販されています。アイスクリームやかき氷にかけてみても良いでしょう。
多めにかければ甘味も抑えられ、お茶の有効成分もたくさん摂れます。
ヨーグルトやサンドイッチの具、クッキーに混ぜるなど、様々な活用方法もあります。天ぷらの衣に混ぜればちょっとした料亭気分!(も味わえるかも知れません。)食べ物をさっぱりした味にするので、食欲も増進するでしょう。
お茶にはなんと、ビタミンCがほうれん草の3倍も含まれていますし、食物繊維も大変豊富に含まれています。食生活が乱れる時期、この整腸作用を見逃す手はありません。他にもお湯に溶け出さない成分が丸ごと摂れてしまうのです。通常飲むお茶では30%しか摂取できず、残りの70%はお茶殻として捨てられてしまいます。食べることで、有効成分を体に取り込むことが出来るのです。
“夏こそ緑茶!!”このキーワードで夏バテ知らずの身体になりましょう。
■変わった飲み方?!■
アイスコーヒーや麦茶も良いですが、美味しいだけでなく様々な効果のある緑茶を試してみてはいかがでしょうか?普通に煎じたお茶、粉末茶共に牛乳や豆乳に入れても美味しいです。
勿論、焼酎やカクテルにも最適!ついつい飲みすぎてしまう季節、少しでも身体の負担を減らしながらのお酒をお勧めします。
この様に寒い時期の物と思われがちな日本茶は、実は夏にも大きな健康をもたらしてくれるのです。この夏、日本茶をもう一度、見直してみてはいかがでしょうか。

おことわり
ご紹介した内容は、一般的な傾向に基づきまとめたものです。お買い求めの商品やご家庭の温度など様々な要因で、状態が変化することが考えられます。あらかじめご了承下さい。
なお、このページは2003年6月現在の情報をもとに作成してあります。 |
|